TV番組 -アメリカ-: レドンドの風
新シーズンが始まってからこのページを訪ねてくれる人が増えました。
ただ、今シーズンの僕は体調がすぐれずおそらく観戦記が書けそうにありません。
もしこのまま悪化すると快癒までには確実に6ヶ月くらい要するのが常です。
そこで決定したセミ・ファイナリストたちの顔ぶれを眺めながらその印象だけまとめておこうと思います。
男子
@クレイトン
養子に出されて25歳の時、実父がヘビメタバンドのボーカルだったことを知った青年。
なるほど、最初から「らしい」雰囲気のある好青年だった。
「貧乏アーチスト」に花が咲くか僕の期待値は高い。ネックは年齢。
15歳の少年が受かっているので番組全体の人気が若年層に傾くと大人のアーチスト系は不利になる。
Aジョシュア
全国予選の段階から全く危なげの無い歌唱でゴスペル調に持ち込むと強さが無類。
性格も安定しているのであまり反感を買わないキャラクターとして順調に勝ち進めると思う。
ただ、この青年が得意としているジャンルの黒人音楽がPops有利のこの番組で(って、日本で放送が始まる以前のシーズンには黒人でも強い競技者が居たようだが)どれくらい支持されるか、そこが見物かもしれない。
Bリード
全国予選ではピッツバーグが群を抜いて面白かったんだけど、リードはそこでの合格者。2歳からステージに立っているので場慣れ感があって地方予選は簡単にクリア。
ただ、ハリウッド予選であまりにエキセントリックな行動を見せた上、突然ドラムをたたき始めてしまったのでどうなることやらと思ったがこれも難なくクリア。
突如、ユニークなコンテスタントとして頭角を現してきてしまった。
キュートな顔立ちだしね。めんどくさい青年だろうけどイヤな子ではない。
多分、ステージでそのエキセントリックなところがマイナス方向に出なければ面白い競技者として「あるとこ」までは視聴者は支持し続けるだろう。
「最後まで」は、どうだろう…? アメリカってそこまで我慢イイかな?
人は"愛はあなたが必要とするすべてである"と述べた。
Cヒージュン
中国系根暗シンガー。
本来的にはイイ青年だしイイ声をしてるんだけど南海キャンディーズ山ちゃん似のルックスに毎週出会いたいかを問うて見るとすまないがNO!としか言えない。
お笑い芸人の不細工は商売道具だけど、今シーズンのようにルックスのいいのが揃ってるとちょっと邪魔なブサイク。
あの、ネクラ発言連発にもちょっと気が滅入る。「期待したくない」人のTOPだなぁ、スマン!
ま、彼の場合、一緒に組んだカントリーのリッチーの強引さがこの青年のマイナス面を引き出しちゃっただけなんだけど…。
Dフィリップ・フィリツプス
面白い名前の素直な好青年。地方予選の時から清新な風をその身にまとっていた。
ただ、不合格を覚悟しての発言は視聴者にどう映ったかなぁ。得な感じはしなかったけど。
こういう普通の個性の子が勝ち抜いて行くと面白いと思うんだけど、そして、その力のある子なんだけど、Top12に残すには名前以外、何もかもが普通すぎるかもしれない。
僕はなんか好きなんだが…。
Eコルトン
サバナのオーディションに妹のスカイラーの付き添いでやって来たが、昨年の予選(Top24落ちの惜敗)を覚えていたジャッジたちに無理矢理歌わされハリウッド行きとなった。
妹はハリウッドで落選。
ジャッジが無理矢理来させたくらいだから力は言わずもがな。上手いし爽やかセクシー、という個性に嫌みがない。
優しい妹思いもシーズン6「姉思いのサンジャイア」の好感度と重なる。
こういう愛の形をアメリカ人は好きな気がする、と勝手に邪推。
タレント性も充分でTOP10内は確実と思うけど、審査員の思いの大きさが視聴者にどう映っているかは怖いな。視聴者は結構意地悪なものだから。
Fアダム
シーズン8のダニー・ゴーキーを思い起こさせるおっさんキャラなんだけど、ダニーほどの汎用性はないような気が。
上手いには違いないんだけど、今シーズンのレベルがここまで来てしまうと求められているのは「圧倒的な何か」だ。とすると、この体躯からこの程度の声、この程度のテクはむしろ普通の感じがしてしまって、残すは幼い娘のために、というアメリカン・ドリームへの期待感のみ。
どうかな? 圧倒的な誠実味だけでどこまで行けるだろう?
ジェイミーリンsieglersの夫は何歳ですか
Gジェレミー
地方予選の時から人柄の良さが見える好青年だった。
グループ予選の時も面倒見が良く、近所にこういう兄ちゃんが一人居たら町は安全、みたいな信頼の置けるキャラで歌声にもその円満で優しい人柄があふれている。むしろ芸能界なんかに入れたくない種類の本当に本当に本当にイイ青年。
こういう子がTOP24に入ると落としたくなくて辛いんだ、僕は。
最後まで残ったらうれしい誤算だけどね。そんな夢も見させてくれる青年でもある。
Hチェイス
カントリー系。この青年も全貌が紹介されないまま「合格」が告げられた。
地方予選でそんなに強い印象があったろうか。思い出せない。
ただし、清潔感漂うイケメンぶりは勝ち進むと大きな力に変わると思う。
カントリー系にはなんだかお育ちの良さげな美男が多いものな。
この青年もその例に漏れない。
Iアーロン
「合格」直前映像は流れなかったがこの黒人青年には記憶があった。
つまり見たら記憶に残る歌唱力。安定感があった。
でも、いつまでも残しておきたい歌唱力なのか…?
その辺りはよくわからない。
Jディアンドレ
ファルセット多用の歌唱はどうなんだろう? なかなかエレガンスで悪くないのと、個性的という意味ではこの青年が一番強い何かを発しているような気がする。
面白い歌を歌ってくれそうで僕の期待値はとても高い。
Kエーベン
15歳。
ハリウッドもラスヴェガスでもみんなに大事にされて勝ち残ってきた少年。
この少年には人をそうさせてしまう品の良さがある。
ただ、沢山映っている割には本当の力はまだ視聴者に見せていない。
話題性で採ったのか、それとも本当の天才かはこれからの戦いの中で見ることになるんだけど、この少年の横顔左斜めには人を捉えるベスト・ショットがある。
この合格にはいささか時期尚早の感なきにしもあらずだがジャスティン・ビーバーの後追いでも見つけているんかしらね。
女子
@ジェーン・ハーシュ 25歳
美しい声でソウルフルな歌を聴かせる娘。
美人で性格も穏健そうで、ある種非の打ち所のない分、面白みに欠けるかもしれない。
視聴者の期待値が低くなる恐れのある勿体ないコンテスタントか…。
Aヘイリー
この娘も美人です。しかも上手い。
売り物がまだハッキリ見えていないので判断材料が少ないんだけど、課題によって思いの外の強さを発揮するのもこの手の娘。
もう少し先を楽しみにしていたい。
どのように脂肪鈍ロールません
Bエリーズ
すでにプロ歌手なので絵面的に新鮮味はない。
ただ、内面に強い闘志を秘めていることが歌から伝わってくるのでこういう競技者がどこまで行けるのかは見てみたい感じ。
1,2位は「アイドル的」な人が望ましいけど3位以下には「歌番組」としての聞かせ手がいないと…。
Cエリカ
モバイルDJ。ヒラリー・ダフみたいなどこか垢抜けないところに親近感がわくんだけど、勝ち進んで行くことにそんなに期待感がない、ってところは問題かも…。
つまり、悪くはない娘、という以上の力を見せてくれるかどうか、だ。
Dチェルシー
カントリー系。ビヨンセ似の美人だからかタイラーの独断で歌い直しを許されて合格。
僕はこの娘に強い印象はないんだけどタイラーのえこひいきを見るとアーチストには何かを感じさせる魅力があるのかもしれないね。
勝ち進むと華のある表現が生まれそうな顔立ちではある。
Eベイリー
たしかBlake Lewis準優勝のシーズンにグループ予選で落ちた娘。地方予選の時はカントリーソングに並々ならぬ才能を見せて、この娘は絶対にいいところまで行く、と思ったんだけど田舎の娘なのでグループ選択が上手く行かず全然音が取れず敗退した。
今回の地方予選では相変わらずの地力を見せたがグループ予選から最終予選の段階では16歳の時に感じさせた圧倒的な力は感じられなかった。
当たり前の上手い娘さん、ってところに落ち着いてしまった感じが残念。
あのときの無念が晴らせるといいけど…。
Fジェシカ
アジア系の少女。少女過ぎるので今ひとつ判断がつきかねるんだけど歌は上手い。
昨シーズンのティアよりは大人の表現が可能だと思うんだけどこの世代のアジア系はアメリカの女の子ほど娘っぽくならないんでなぁ。
Gブリエル
ハスキーな迫力歌唱で印象には残るんだけど、お節介焼きな母親も何となく視界に入ってきて、なんか「邪魔」。つまりサイド・ストーリーで損している感じ。
ただ、歌っている時、美人になるのが勝ち残る競技者の一つのパターンなのでこの娘は案外手強いかも。
Hシャノン
彼女の姉妹たちをタイラーが性的表現で褒めたので全米でブーイングが上がったという噂もある美人一家。父親が「みんなにタイラーの首を絞めろと言われた」と発言。全米の印象に残るコンテスタントとなった。
まあ、美人なので毎週見てても飽きないと思う。
あとはこの顔に見合った表現力をどこまで見せてくれるかだよね。
ただ、心配なのはこの美人顔が歌い手向きのソレではないことだと思う。
Iスカイラー
カントリー系にはなんかこういうウザったい個性の娘が必ずいる。利発で人なつこくていい娘なんだけどウザい。
ただ、この娘は冷静な判断力を持っていそうで状況分析が的確そうだから勝ち進むと選曲が楽しみ。
若いくせにオバサン顔美人ってのも面白いかもしれない。歌は上手いので前シーズンのローレン位の活躍を期待。
チェルシーよりは個性がある。
Jハリー・デイ
この娘の全貌は紹介されないままいきなり「合格」シーンを見せている。
もしかして期待大の娘? それとも早々と敗退の娘?
なんか全貌を見せないまま本選に突入する子のケースではかなりのところまで勝ち残る例が多いのでマークしておかないといけないのかもしれない。
でもなんだか新鮮な魅力は今のところ見えてこないね。
Kホリー
ガルベストン予選でも目立っていた娘。
絶対ここまでは来てしまう種類の上手さなんだけど余力たっぷりかというとそうでもない、というコンテスタント。
★勿体ないのが何人も落とされたな、と思ったら次回男子1人を呼び戻す予定だと。
その候補は
●カントリーのリッチー
究極の決めつけ少年。見ているだけで肩の凝る子。ソレでなくともカントリー系はすでに男1人、女3人。2年続きで低音カントリーを聞きたくない気が…。
●歌声がMJ似の黒人少年デビッド
よく動くおもちゃみたいな17歳。天性のタレントを持っているのでエーベンとの若年対決は番組前半の話題を作れるかも。歌は上手い。
●母思いの大きな黒人青年ジャーメイン
この青年もカントリー青年リッチーに振り回された1人だけど、その魅惑の低音で最終審査まで来たんだから大したもの。
ただ、重圧に押しつぶされそうなノミの心臓ぶりでどこまで戦えるかな? そこが不安。
イイ青年だけどねぇ。
●ジョニー・キーザー
すンごく普通の、その普通さに魅力があった青年。僕はこういう人が勝つと面白いと思う人間なので今夜の放送には期待感を持ってる。
まあ、今夜の放送を見てから最終結果をアップした方が資料的なんだけど、ちょっと体力に余りがないのでこんな変な時間に。といってる間に今日は変則編成で番組始まっちゃいましたね。
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