大劇場で主演できる、たったひとりの位置。@月組の新体制発表
めぐむ休演にへこみ、きりやさんになぐさめてもらおうと大劇場へ行き、『エドワード8世』観て大泣きし、隣の人のケータイうるせーな、1時間半の芝居中4回以上鳴るってナニゴト、いやバイブだけど、鳴ったらバイブの音が響き渡るんだよ、まさおが事前アナウンスで言ってるじゃん、電源自体切ろうよ、切るの忘れていても、1回うっかり鳴らしちゃったらそこで切れよ、何故そのまま何度も何度も鳴らせる? まさかそんなに何度も鳴ると思ってないからまあいっかって? そんだけ鳴るってことはナニか起こってるんだよ、一旦客席出て用件片付ければ? ……と、思いつつ、休憩時間になってから自分の携帯の電源を入れた。上演中は電源切� �てますからもちろん。
2012/02/14
月組の新体制について
この度、次期月組の体制が決定しましたのでお知らせ致します。
新生月組は、トップスター・龍 真咲、トップ娘役・愛希れいか、そして準トップスター・明日海りおを中心とした体制となります。尚、本体制での公演は、2012年6月22日に初日を迎える月組宝塚大劇場公演『ロミオとジュリエット』(潤色・演出/小池修一郎)からとなります。
ぽかーん……。
ちなみに、隣の席の人は、まさおファンでした……休憩になって、連れと話し出した内容でわかった。
そりゃケータイ鳴りまくるわ……。ファン仲間で話したいこと、言いたいこと、いっぱいあるだろう……。
フェレルは死んで報告されます。
通常、トップスター決定のお知らせは、タイトルに「トップスター」と入ります。
直近だと「雪組トップ娘役について」「花組次期トップスターについて」。
雪組はトップ娘役不在だったから次期という言葉がなく、花組は今まだトップがいて、その卒業後の話だから次期と付く。
きりやんとまりもちゃんの退団公演中だ、次にモバタカからお知らせが来るとしたら「月組次期トップスターについて」というタイトルでなければおかしい。
トップコンビ発表ならば、こんなメールであるはずがない。
嫌な予感のまま、お知らせを確認した。
月組では、ナニが起こっているんだろう。
って、書くの何回目だ。
トップ娘役不在、他組男役のエリザベート、組替えなしの下克上、続く役替わり……。
きりやん体制になってなんとか落ち着き、これ以上おかしなことは起こらない、順当で、当たり前で、伝統通りでいいのだと、願い続けてきた。
なのにまた、さらにとんでもないことが起こるなんて……。
トップスター・龍真咲
トップ娘役・愛希れいか
準トップスター・明日海りお
準トップスターって、ナニ……。
2番手、は公式に使われる言葉だったと思う。新専科発足のおり「各組の2番手・3番手を」と表現していた。90周年の2番手シャッフルも「各組2番手が特別出演」と謳われていたはず。
「各組の準トップスターと3番手を新専科に」とは言われていなかったし、「各組準トップスターが特別出演」とも言われていなかった。
今まであったのは「2番手」。今回のみりおくんは「準トップスター」。まったく別の概念。
何がニック·ホーガンに起こった
劇団は、「トップスター」は特別なモノだと思っている、のだろう。組にトップスターはひとり、現に娘役は「トップ娘役」であり、「娘役トップスター」とは表記しない。
「トップスター」と公式表記するのは、たった5人。
トドロキが各組で主演していた時期のみ、その名を使わず「主演男役」としていたくらい、「トップスター」というのは意味が限定された言葉なんだろう。
その上で、「準トップスター」か。
つまり、もうひとりのトップスター、か。
大劇場で主演できるのは、トップスターのみ。
トップが主演できないときや、ナニか特別の理由がある場合のみ、わずかな回数だけ役替わり公演があったりはしたはずだが、あくまでも主演はトップスター。彼以外は主演できない。
娘役は所詮トップスターではない。娘役のいちばん上、というだけ。トップ娘役であって、スターとは付かない。だから、誰が主演してもいい。
大劇場は、トップスターは、それくらい、特別。
では、トップスター以外に主演させたかったら、どうすればいい?
2番手では主演できない。数日の役替わりなら理由を付けてねじこめるかもしれないけれど、それじゃただの新人公演、その日のみプレミアになって終了、なんの生産性もない。
では、もうひとり「トップスター」を作るしかない。
大劇場で主演できるのは、トップスターのみだから。
てことで、新しいポジションですか、準トップスター。
フィンセント·ファン·ゴッホは、兄弟や姉妹を持っていなかった
トップスターがふたり! なんて豪華!!
……というより、「トップスター」の価値が落ちた気がするんですが。
唯一無二のモノだから「トップスター」なんでしょうに。
トップスター、準トップスター、準々トップスター、準々々トップスター、ではなく、トップスター、2番手、3番手……だから特別なんでしょうに。
劇団の迷走はどこまで続くんだ……。
新しいポジション、新しい概念を作ってまで、やりたいことなのか、大劇場での主演役替わり。
たしかに、2番手のままじゃできないけどさ……。
主演が役替わりするんじゃ、組もトップもナイじゃん。お披露目おめでとう!な公演じゃないやん……。
タカラヅカの特色、トップスター制度の否定、かあ。
トップスターをなくしたら、どんなタカラヅカになるんだろう。
一旦「準トップスター」にしてしまった以上、みりおくんは「2番手」にもなれない。あとはトップになるだけ。月組でか、あるいはどこか別の組でかわかんないけど。
ヅカとは別の晴れがましい場(他媒体での紹介等)では「トップスター」と紹介されるのはまさおくんだろう。5組5人のトップスターというとき、みりおは入らないんだろう。表向きはWトップと設定されていない以上。
しかしヅカ関係の場では、2番手以上の位置、「トップスター」としての扱いや責任があるってことか。名はないが重責は背負えと。
それとも、いちいち「準トップスターとは」という但し書き付きで、すべての公の場にみりおくんもトップと並列させるのかな。「5組6人のトップスターです!」とか、「5組のトップコンビ、11人のみなさんです!」とか?
そして、トップスターの名前だけ与えられ、ひとりでは重責を担えないと判断された、まさお。
トップスターが、お披露目公演から役替わり、って……。トップスターが、主役でない公演をやるなんて。
ひどいわ。ただもおシンプルに、ひどいと思うわ。
ヅカファンでなければ、どうってことないことなんだろう。
役替わりで選択肢が増える、どれを観ようかしら、テレビの番組表広げる感覚、この多チャンネル時代、客が選ぶのは当然、おもしろくないものは見ないわ、ってか。
外部だってWキャストが当たり前だもん、てか。
でもここ、タカラヅカだし。タカラヅカだから、観てるんだし。
ヅカがヅカらしさ否定して、どこへ向かうんだろう。
それでも。
まさお、ちゃぴ、トップスター決定おめでとう。
新制月組もまた、良い時代になりますように。祈ってやまない。
0 コメント:
コメントを投稿