Idle Thoughts 推理・ミステリードラマ
まだちょっと引っ張るA Study in Scarlet(「緋色の研究」)ネタ。 本日は、先日紹介した作品からいきなり40年以上もの時を経て、つい最近制作・放映されたばかりの作品の紹介。厳密には「緋色の研究」のドラマ化ではなく、pastiche(パスティーシュ)としての制作。
タイトルはA Study in Pink。
「ピンク」と聞いてすぐにピンク映画を思い浮かべてしまったのは私だけだろうか。
この作品が日本で放送される時のタイトルはどうなるのだろうか、と、ふと、どうでも良い疑問が湧いた。
原作の翻訳本のタイトル「緋色の研究」や「緋色の習作」に倣えば、「ピンクの習作」あるいは「桃色の研究」か。いずれにしても何とも怪しげなタイトルである。
幸か不幸か(?)ピンク映画のようなものを期待していた人の期待は大きく裏切られることになるが、この作品、個人的にかなりお薦めである。
舞台は現代のロンドンで、それぞれのキャラクターの言動から所持品や役職名に至るまで今の時代に合うようにアップデートされている。この原作のヴィクトリア時代と現代の描写の対比が絶妙。
基本的にこの作品をお薦めできないのは以下の方々。
・原作至上主義の方
・シャーロック・ホームズはジェレミー・ブレット(声は露口茂)じゃないとダメな方
逆にお薦めしたいのは以下のような方々。
・ドラマ化における脚色を許容できる方
・パスティーシュを含めたホームズ作品のファン
・コメディーが好きな方(特にThe League of GentlemanやCoupling等のシットコムが好きな方)
最近ではハリウッドでもホームズものが制作されて大ヒットを飛ばしたことは記憶に新しい。
原作に拘らずに作品を楽しめる人でも、ハリウッドらしいスペクタクルな映像、人気・知名度・ルックスを兼ね備えた俳優陣を期待する人ならハリウッド版、原作を読み込んでいる人、ユーモア・笑いを重視する人ならここで紹介しているホームズものをお薦めする。
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